家屋
家屋についてのご依頼を、出張によりお受けしております。
先に物理的な要因を確かめ、そのうえで判定に進みます。
① 家屋で報告されている現象
事故物件に住んでいる、または住んだことがある458名を対象とした調査があります(LIFULL HOME'S・2016年6月・インターネット調査・20代から50代の男女)。半数以上が、何らかの不思議な体験をしたと回答しています。
何かが起こったと回答した割合は、賃貸一戸建51.6%、持ち家一戸建43.5%でした。
賃貸一戸建では、物音・気配・金縛り・物の移動といった不可解な出来事が多く見られます。
実際の訴えとして、次のような回答が挙げられています。
2階建てで、1階にいるときに2階で足音のような物音がすることがしょっちゅうあり、2階にいるときは1階に人の気配を感じた(持ち家一戸建/33歳女性)。
触れてもいないオルゴールが鳴る(賃貸一戸建/25歳女性)。
体がまったく動かせず、重みが全体にのしかかった(賃貸一戸建/29歳男性)。
② 先に排除すべき物理要因
家鳴り
木造住宅では、木材や金属が温度・湿度の変化によって膨張・収縮する際に「ピキッ」「ギシッ」といった音が生じます。これを家鳴りと申します。とりわけ関西は四季の温度差が大きく湿気も多いため、家鳴りが発生しやすい環境でございます。
ただし、頻繁に大きな音が毎日響く場合、あるいは同じ場所・同じ時間帯に音が集中する場合は、経年劣化や構造的な問題が考えられ、専門家による調査や耐震診断が必要とされます。自然な現象と、構造の異常を示すものとを区別する必要がございます。
建物の傾き
床の傾斜と体感の対応は、下記のように整理されております。
- 5/1000 傾斜を感じる
- 6/1000 不同沈下を意識する
- 8/1000 傾斜に対して強い意識、苦情の多発
- 10/1000 めまいや頭痛が生じ、水平復元工事を行わざるを得ない
- 1/60 頭重感、浮動感を訴える
- 1/44 牽引感、ふらふら感、浮動感
- 1/34 半数の人に牽引感
- 1/30〜1/20 めまい、頭痛、はきけ、食欲不振などの比較的重い症状
この対応は、1964年の新潟地震で傾斜した建物の居住者・勤務者を対象に行われた面接調査に由来いたします。床の傾斜が1度以下でも頭重感や浮動感を訴える例があり、2〜3度ではめまい、頭痛、はきけ、食欲不振などの比較的重い症状が現れ、4〜6度では一方へ強く引かれる感じが主体となり、疲労感や睡眠障害が現れ、正常な環境でものが傾いて見えることがあると報告されております。
めまいが生じる仕組みも説明されております。人には頭を鉛直に保とうとする立ち直り反射がございます。建物が傾いていると、重力による感覚から頭を鉛直に保とうとする一方、視覚からの情報では床に垂直な方向に頭を保とうとする。この二つの反射の葛藤が、めまいや牽引感の原因と考えられております。
すなわち、傾いた家では、めまい・頭重感・浮動感・睡眠障害が生じ、ものが傾いて見えることがございます。これは建物の傾きによって説明が付くものでございます。
基準とされている値
国土交通省の技術的基準では、3/1000から6/1000が構造耐力上主要な部分に瑕疵が認められる境目とされております。阪神・淡路大震災で液状化被害が発生した芦屋市の住宅約100棟の調査では、居住者の多くが5/1000で初めて傾斜を感じたと回答し、8/1000で苦情が多発したとされます。既存住宅状況調査では、6/1000以上の傾きが劣化の対象とされております。
傾きの原因
地盤自体の沈下、とりわけ一部の面だけが沈む不同沈下がございます。地震などの自然災害のほか、井戸水の汲みすぎや近隣での掘削工事といった人為的な原因も考えられます。また柱や梁が長年の雨風で傷み、カビで腐食する例、施工上の不備による例もございます。
③ 当院の工程が家屋にどう適用されるか
なお、測定の具体的な手法につきましては、御相談の当日に、当院より直接御説明いたします。
④ 志納金の区分の考え方
家屋の志納金は、階数の区分(1階のみ・2階建)に応じて定めております。金額は志納金のページにまとめてお示ししております。
⑤ 申込の流れ
お申し込みはメールフォームからお申し込みをいただき、宗務庁から折り返しの電話確認で確定とさせていただきます。
出張は1日につき1組でお受けしております。ご希望の日をお選びのうえ、お申し込みください。
